つづくフェスで「AI先生とつくってみよう」を開催しました

11月3日、つづくフェス vol.04で「AI先生とつくってみよう」というワークショップを開催しました。9名の皆さんにご参加いただきました。
テーマは、暮らしを少し楽にしたり、やってみたかったことを形にしたりするためのAI活用です。これまでの制作事例と、その場での実演を通じて、自分にも使えそうな場面を考えていただきました。
身近な道具から、小説や3Dプリントまで
講座では、自分の使う路線を見やすくしたバス時刻表、AIと一緒に制作している小説『旅譜師(たびふじ)』、3Dプリンターで作った作品などを紹介しました。
バス時刻表なら、次のバスまで何分あるかを見やすく表示する。小説なら、自分の世界観をもとに下書きや推敲を手伝ってもらう。ものづくりなら、欲しい形や寸法を伝えて、試作しながら調整する。
作りたいものによって、AIへの頼み方も変わります。自分が何をしたいのかを伝え、出てきたものを確かめて、必要なところを直していく。その過程を具体例で紹介しました。
皆さんの関心から、その場でつくる
当日は、暮らしや学習、手芸、ものづくりなど、いろいろな分野の相談や質問がありました。音声でもやり取りしながら、AIに希望や条件を伝えて試しました。
実際に作成したのは、3Dプリント用の立体データ、算数の問題プリント、ビーズの指輪の作り方とイメージ画像です。できたファイルや画像をその場で開いて内容を確認し、実際の生活の場面での使い方を説明しました。
具体的には、次の3例を制作しました。
- 算数の問題を、図と記入欄のあるプリントにする。
- 黄色いビーズの指輪の作り方を、完成イメージ付きの説明書にする。
- 数字を彫り込んだ正二十面体の、3Dプリント用データを作る。
算数の問題プリント

印刷するときはA4・倍率100%(実際のサイズ)を選んでください。
黄色いビーズの指輪

完成イメージはAIが生成した画像です。必要なビーズの数は、指とビーズの大きさによって変わります。
正二十面体のサイコロ

STLには単位が記録されないため、スライサーでは「mm」として読み込んでください。
正二十面体のサイコロは、実際の造形と、出る目の公平性については未検証です。
立体データなら実際に出力して形や寸法を確かめる。説明書なら、手を動かして手順が通るかを確認する。AIが出したものを見て、人が判断するところまでが制作だと考えています。
いつもの言葉で、まずひとつ
資料では、AIに頼むときに伝えることを次のように整理しました。
- やりたいこと
- 誰のために使うのか
- 守ってほしい条件
- どんな形で受け取りたいのか
最初から細かいことを全部決める必要はありません。分からないところは質問してもらい、答えながら具体的にしていく方法もあります。
あわせて、個人情報や秘密をそのまま入れないこと、大事な情報は元の資料で確かめること、送信や購入、公開の前には自分で確認することも、資料にまとめています。
アンケートから
終了後のアンケートは、Webと紙でそれぞれ4回答、合わせて8回答が集まりました。
「AIでできることの具体的なイメージ」について、参加前と参加後を5段階で尋ねた項目では、両方に記入のあった7回答の平均が、参加前3.43、参加後4.57でした。また、「自分でも試せそうか」については、8回答中7回答が肯定的でした。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
身近なことで、AIに頼んでみたいことをひとつ。今回のワークショップが、その最初の一歩を考える機会になっていればと思います。